
倉庫や作業場、物流施設に適したトレーラーハウスです。事務所・休憩室・トイレを建物の外に出すことで、本来の保管スペースをフル活用できます。「テント式通路」によって既存棟との接続も可能です。
既存倉庫が抱えている課題
建て替えが難しく、貸床面積とのジレンマがある
国内では、1970年代以前に建てられた既存倉庫が全体の40%以上を占めるとも言われています。老朽化した倉庫を最新施設へ建て替えるのが理想ですが、昨今の建設費高騰により新設のハードルは極めて高くなっています。
一方で収益を最大化するには、貸し出せる床面積を極限まで増やすことが求められます。既存の建物内で事務所や休憩室を拡張すれば、直接収益を生まないエリアが増え、肝心の保管スペースが削られます。
人手不足と、労働環境のギャップ
庫内作業員やトラックドライバーの確保は業界全体の課題です。スタッフから選ばれる倉庫になるには、給与面だけでなく労働環境の充実が欠かせません。しかし老朽化した倉庫では休憩室が狭かったり、水回り設備が古いままだったりと、現代のスタッフが求める環境との間にギャップが生じています。既存建物内で水回りを大がかりに改修するには、配管工事に莫大な費用と工期がかかります。
物流施設のスペース不足を解決するトレーラーハウスという選択肢
「外出し」で保管スペースを最大化する
トレーラーハウスは「車両」として扱われるため、大がかりな基礎工事や建築確認申請のハードルが低く(※各種条件によります)、既存施設の駐車場などの空きスペースに素早く設置できます。
- 保管スペースの最大化:倉庫内にあった事務所や休憩所を外に出すことで、本来の保管スペースをフル活用でき、貸床面積の増加につながります
- 水回り・事務所の新設:大がかりな給排水管の掘削工事を最小限に抑えつつ、水回り設備やオフィス空間を外部スペースに導入できます
- 採用力の強化:仮設プレハブと大きく変わらない投資額で、カフェのような休憩室や清潔な水回りを実現できます
使い方
| 使い方 | 内容 |
|---|---|
| 事務所・管理棟 | 倉庫内から事務機能を切り出し、保管スペースを空ける |
| 休憩室・リフレッシュスペース | スタッフの労働環境を改善し、採用・定着につなげる |
| トイレ・水回り | 既存棟の配管を触らずに、清潔な水回りを増設する |
| 倉庫・作業場そのもの | 保管や作業のスペースを、建てずに増やす |
エリアノの「倉庫・作業場キャビン」は、「テント式通路」によってオフィスとの接続も可能です。複数台を並べて、機能ごとに棟を分ける構成にもできます。
物流拠点にトイレトレーラーを導入し、働く環境を改善した事例もあわせてご覧ください。
倉庫で働く人のために。物流拠点に導入されたトイレトレーラーの事例
設置前に確認すること
土地の規制と用途地域
市街化調整区域、農地、自然公園などでは、車両か建築物かとは別に土地利用の規制が適用され得ます。用途地域、駐車場、消防の確認も別途生じます。
搬入経路
自走できないため、牽引車が進入できる道路幅とカーブが必要です。敷地内での取り回しや、既存棟・設備との離隔も確認が必要です。候補地が決まった段階で、まず搬入経路の調査を行ってください。
電気・給排水
本体価格のほかに、電気・上下水道の引込工事、受電設備、浄化槽、凍結対策などの費用が発生します。既存棟からの引込距離によって金額が大きく変わります。
よくある質問
建築確認申請は必要ですか?
随時かつ任意に移動できると認められる場合は不要です。ただし判断は行政庁ごとの個別判断となります。詳しくは「トレーラーハウスとは」をご覧ください。
既存の建物とつなげられますか?
「テント式通路」によってオフィスとの接続が可能です。テント式通路の開発と事例でご紹介しています。
事務所として使う場合との違いは?
製品としては近く、事務所用途は事務所・オフィス向けのページにまとめています。倉庫・物流施設では、保管スペースを空けることと労働環境の改善が主な目的になります。
価格はいくらですか?
仕様とサイズによって変わります。用途別の価格帯は価格・費用のページにまとめています。本体価格のほかに輸送費、整地、引込工事費が別途必要です。
不要になったらどうなりますか?
別の拠点へ移設する、売却する、用途を変えて再利用するといった選択肢があります。解体撤去が前提の建築物との大きな違いです。

